【今日のDBグッズ その232】
ドラゴンボール 主題歌シングルCD(劇場版編)前回、前々回では、TVアニメ主題歌を紹介し尽くしたので、今回は劇場版主題歌のCDシングルをまとめて紹介してみます。
劇場版第12作目「銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」の主題歌「銀河を超えてライジング・ハイ」までは、定期的に発売されていた「ドラゴンボールZヒット曲集」に収録されるていたのですが、第13作目「危険なふたり!超戦士はねむれない」以降、CDシングルで発売されてゆくようになりす。
というのも、「ドラゴンボールヒット曲集」のリリースが15枚目で一旦終了し(音楽グループMONOLITHの解散による)、ヒット曲集への収録という方法が無くなったからなんですな。
この頃のドラゴンボールと日本コロムビアの間に、どのような確執が有ったのかは判りませんが(ドロドロしてる気もするのであえて触れません)
で、シングルCDなのですが。
しばらくの間は「オリジナル・カラオケ」の収録はされず、カップリング曲との2曲構成の時代が続くのです。
詳細は、CD紹介の本文中で触れてみたいと思います。
劇場版1枚目:奇蹟のビッグ・ファイトDBZ劇場版『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』エンディングテーマ
発売日:1994年3月21日
レーベル: 日本コロムビア

収録曲:
1.奇蹟のビッグ・ファイト
歌:影山ヒロノブ
2.ドラゴンボールの伝説
歌:大矢晋
劇場版テーマ曲(実際にはエンディング曲ですが)のシングル・カットとしては1枚目にあたるのがコチラ。
オリジナル・カラオケの収録も無く、2曲のみの収録というモノで、2曲目の「ドラゴンボールの伝説」に至っては劇中で使用されたものでもなく「劇場版イメージソング」というモノで、まぁある意味ヒット曲集の延長上に位置する楽曲たど言えます。
このイメージソングをうたわれているのが「大矢晋」さん。
今後、劇場版シングルCDのカップリング曲を支えて行く、陰の功労者となって行きます。
劇場版2枚目:ドラゴンパワー∞(無限大)DBZ劇場版『ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ』エンディングテーマ
発売日:1994年7月21日
レーベル: 日本コロムビア

収録曲:
1.ドラゴンパワー∞
歌:影山ヒロノブ
2.小さな戦士 ~悟天とトランクスのテーマ~
歌:大矢晋
劇場版テーマ曲のシングル・カット2枚目。
今回もオリジナル・カラオケの収録無し、2曲のみのというモノで、なかなかコアなファンで無いとお買い求めできない類のモノですわね。
この年は、この8cmシングル版とは別に
「シングルプラス1シリーズ」という12cmCDも発売されており、そちらには影山ヒロノブさんの歌う「3.カンフー体操」が収録されております。この「1曲追加」という微妙な仕様の為に、DBファンは2枚のシングルCDを買うハメになってしまうのです。
というか3曲構成でも8cmCDに収まるのに。日本コロムビアの商才たるや。
劇場版3枚目:最強のフュージョンDBZ劇場版『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』エンディングテーマ
発売日:1995年3月1日
レーベル: 日本コロムビア

収録曲:
1.最強のフュージョン
歌:影山ヒロノブ
2.愛はバラードのように ~ベジータのテーマ~
歌:大矢晋
劇場版テーマ曲のシングル・カット3枚目。
今回もオリジナル・カラオケの収録は無し。
こちらのカップリング曲「愛はバラードのように」はなんとベジータのテーマ曲という事で、曲タイトルのツッコミ所の多さといい、その歌詞の内容といい、劇中の悟空とベジータの掛け合いも相まって「公式ホモ同人かよ」と一部のファンや腐女子の間では当時たいそう話題になったそうな。どっとはらい。
1995年春頃刊行のDB同人誌(特にカカベジ系)を見ると、たいていこの映画と曲の話題に触れられていると思います(※筆者の主観です)。
劇場版4枚目:俺がやらなきゃ誰がやるDBZ劇場版『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』エンディングテーマ
発売日:1995年7月21日
レーベル: 日本コロムビア

収録曲:
1.俺がやらなきゃ誰がやる
歌:影山ヒロノブ
2.勇者の笛 ~タピオンのテーマ~
歌:大矢晋
3.俺がやらなきゃ誰がやる(オリジナル・カラオケ)
4.勇者の笛 ~タピオンのテーマ~(オリジナル・カラオケ)
劇場版テーマ曲のシングル・カット4枚目。
ここに来て、オリジナルカラオケが収録されての4曲構成になるのですが。
実は「DBZヒット曲集の16~18」に、4曲構成の裏側が垣間見える気がするのですよ。
DBZヒット曲集15で音楽集団MONOLITHの活動停止により、一旦ヒット曲集のリリースは潰えます。
しかし、ファンの熱い要望により、新しい歌い手・作曲編曲陣を終結させ、新生ヒット曲集として16・17がリリースされます。
…ところが、今までのヒット曲集とどうもコンセプトの違うその内容から、DBファンの間での賛否両論で、素直に受け入れられるようなアルバムになって無かったのですね。
そして、ヒット曲集18では、MONOLITHを構成していた過去のスタッフが再度終結。
さらに劇場版主題歌「俺がやらなきゃ誰がやる」も、再びヒット曲集に収録される事となりました。
つまり「ヒット曲集18」を買うと、CDシングルのメリットは「カップリング曲GET」のみになってしまいます。
これは購入を促すインパクトが弱い。弱すぎる。
そこで、CDシングル購入特典の一つとして「オリジナル・カラオケ」が復活したのではないでしょうか。
ちなみに、カップリング曲の「勇者の笛」、これ劇中の重要人物「タピオン」の影のあるキャラクターと良くマッチしていて、好きな曲なんですよねー。
一時期、本気でこの曲のオルゴール箱を特注して作ろうかと思った位。
と、以上4枚のシングルCDを紹介しましたが。
実はこれらのシングルCDの1枚目~3枚目に関しては、後日発売されるCDアルバム「ドラゴンボールZ ザ・ベスト・セレクションズ」にてまとめてGET出来ちゃうんです。
何を持って「ベスト」なのかは判りませんけれども。
(※ヒット曲集15~18頃のドロドロに抵触しそうなので割愛)
その後まぁ色々あって「ドラゴンボールZ コンプリート・ソングコレクションⅠ~Ⅳ」に収録されたり、「ドラゴンボール最強音盤伝説」に収録されたりで今に至るのです。
…とりあえず、当時のシングルCDを手に入れるにあたって、音源的にメリットがあるのは4枚目のオリジナル・カラオケのみ、という事になるでしょうか。