戦えドラゴンボーラーズBLOG(ドラゴンボールグッズコレクターの日常)

先週のことです。

今日も今日とてドラゴンボールグッズの整理をしているペキンさん。
押入れの中から、けっこうとんでもないものを発見してしまいました。



む・・・なにやらピンクげな包装紙で包まれた、この平べったい箱は。
おそらく、いつぞやのバレンタインで貰った、もしくは自分で買ったチョコに違いありません。

いつのだろう…と中をあけてみる。



賞味期限２００８年１０月。
確実に５年以上前のチョコであります。肝心のチョコ本体は…



ギャー！夏の高温を受けて、油脂が分離して表面に浮いてきて…
エライ事になってもうたがなー！！

…残念ながら、このような状態になってしまうと、長期保存というワケにはまいりません。
処分する？いやいや、でもこの造形美を後世に残せないのはツライ…
食べる？いやいや、それこそピーピーキャンディー食ったみたいになりそうで…

────── しかしながら。守りたい。この悟空。

というコトで、なんとかこのチョコの食品サンプルを作れないか？と考えました。

準備したのはコチラ！

まずは、液体シリコンゴムと硬化剤。


液体シリコンゴム100gに対して、硬化剤1gを十分に混ぜあわせ、半日～１日寝かせる事で消しゴム位の硬さのシリコンに固まるという、なんとも都合のいい造形材料なのです。



まずはチョコレートを箱から取り出し、スチロールで作った箱の中にセッティング。



混ぜ合わせたシリコンゴムを、箱いっぱいに流しいれます。
この時点では、かなり粘り気の多いヨーグルト位の硬さ。チョコの表面まで、じっくり行き渡ってくれよ…！！


３日後。




ひっくり返してチョコを取り出してみると…おお！型が取れてる取れてるー！

次に。このシリコン型に流し込む材料が必要ですね。



フィギュアメーカーで有名なボークスが販売している「EXキャスト」と「EXトナー」を購入。
Ａ液とＢ液を同量混ぜると、３～５分でカチカチに固まり、１５～３０分で完全硬化するという造形素材。
ガレージキットの作成には必要不可欠な素材であります。



まずは、Ａ液に色をつけるため、ＥＸトナーを投入してよく混ぜます。
ひっかきまわしてやれー！（まぜまぜまぜ）



キッチンスケールで、Ａ液Ｂ液を同じグラム数量りました。
ここからはスピード勝負！固まるまでスグですから！



混ぜたら、即、注ぎ込む。
チョコ色がかなり濃いように見えますが、これはＡ液Ｂ液が透明なせい。
完全硬化すると、液自体は白くなるので、かなり色が薄くなるのです。

で、５分後・・・



おー。うまい具合にチョコレート色になりましたね。
うまく型が取れているでしょうか・・・？緊張の一瞬です。





やった！やりましたよ！見事にチョコの型取りに成功いたしました！

孫悟空さん、完全復活。
やったーカッコイイー！



元の箱に直し、これで長期保存できることになりました！ありがとうございます！

…まだ数個、同じようなチョコが残ってたはずなので、そちらも同様の処理をしておくべきかな…。