最近DBグッズの売り方が極悪になって来てる希ガス。
20年来のDBグッズコレクター目線から一言。
最近のDBグッズの売り方が、ちょいとあくどくなって来ている気がするのですよ。
最盛期(1989~1995年頃)のドラゴンボールグッズの売り方も確かにエゲつないものがあったんですが。
例えばカードダスの粗製乱造期は、本弾・スーパーバトル・バーコード・ビジュアルアドベンチャー・カードダスハーフに加えて復刻版やジャンボカードダスも絡んでほぼ毎月新作がリリースされている状態でしたし(まぁ全42~44種というあたりがまだ良心的でしたが)、TVゲームもファミコン・スーファミ・PCエンジン・ゲームボーイ・メガドライブ・PS・PS2・セガサターン等々、作れば売れると言った具合。CDは3か月に一回ヒット曲集と呼ばれるイメージアルバムがリリースされ、劇場版映画はVHSビデオとLDで発売。
それでも、まだ売り方に愛があるというか、投じた金額に対して楽しめる内容のある(ゲームにしろコレクションにしろ)売り方だったと思うのですよ。
それが、2000年代に入ってからの再ブームでは(特に2~3年前頃から)、売り方に愛が無くなってきてる気がするのです。
ドラゴンボールという作品が、一つの「ビジネスモデル」「投機対象」になりつつある、というか。お金を投じても内容が伴ってない感じ。
それが顕著にあらわれたと思った出来事が、最近2~3件おきてます。
その1:集英社コミックスのカバーデザイン変更。
今までなじみの深かった、あの単行本のデザインが一新されたというもの。背表紙のイラストも描き下ろされているので、ファンならこれはやはり買わねば!と思っちゃうワケです。既に1セット持っていたとしても。
でも実は、カバーが変わっただけで中の本は何にも変わって無いんですよね。勿論ISBNコードはおなじ。こういうちょっとした変化で売り上げ増を狙うってのは、昔からのファンとしては「なんだかなぁ…」と思っちゃうのです。各400円なので、全42巻揃えると16800円。でも既に持ってる人にとっては、得るものはせいぜい背表紙イラストくらいなんですぜ?
まぁ買うけど。
その2:「ドラゴンボール改」ブルーレイで販売
DBZ-BOX vol.1、vol.2、DB-BOX、DBGT-BOX、劇場版BOXと立て続けに販売し(ここまでで40万円)、さらに単巻DVDとしてDBZ~DB~DBGT~劇場版をリリースし(レンタルも開始)、既に映像資産での収益は無くなったかと思いきや、次はドラゴンボール改をブルーレイディスクでリリースですよ。DVD売り切ったこの時期の発売というのが、DBファン層の財布を当て込んでいるようでちょっと閉口気味。ブルーレイのみの販売なら「地デジ画質をブルーレイで!」という理由にも納得行くんですが、DVD版も併売とは…(注:DVDのビットレートは地デジの画質より劣ります)
さらに2巻目以降は、丁寧にも単巻DVDとブルーレイBOXを並行して販売。これ明らかにコレクター需要狙ってるだろ!と突っ込まずにはいられません。
まぁ買うけど。
その3:ドラゴンボールZ CD-BOX超全集
1990年代にシリーズ全20枚を販売してきた「ドラゴンボールZヒット曲集」ですが。
2003年にコンプリートソング・コレクションとして総集編復刻され、
2006年にANIMEX 1300シリーズとして廉価版にて復刻販売され(個人的にはインストも入ってるのでこれ揃えるのがオススメ)、
そして今回3回目の復刻。13枚目に影山氏のアルバムからライブ版と英語版が追加収録されてるけど、それ以外の12枚は全て再録。しかもBOX、価格は約2万円也。
これはもうドラゴンボールファンをナメてるとして思えない商品だと思うのですよ。
DBオタから言わせてもらえば、ドラゴンボール BIG BOX(現在は廃盤)に収録されてた「ドラゴンパワー∞」のカラオケや、MUSIC FANTASY収録の「MONDAIないさ!!」「ニイハオ大好き」「キミがいる地球に来たよ」、シングルプラス1収録「カンフー体操」が収録されて無いのでこれでは超全集とは言い難いのであります。
まぁ買うと思うけど。
いわゆる「焼き直し」「使い回し」「上っ面だけ取り換えただけの商品」で収益を得ようなんてのは(たしかに安定した益は出ると思いますが)、長らくファンをやって来た者から見たら、少し悲しくなったりもします。もちっとクオリティの高い、十分満足して購入できるモノを提供してくれないかなぁ…と節に願ったりしております。一ファンとして。
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